顎関節症

あなたのアゴは元気ですか?

あなたのアゴは元気ですか?あなたは下記項目に当てはまる症状はありますか? 下記の項目いずれかに1つでも当てはまる方は、
顎(がく)関節症にかかっている可能性が非常に高いと思われます。

  • 食事をしているとあごがだるい
  • 口を動かすと顎関節に痛みがある
  • 咬みしめると顎関節が痛い
  • 顎関節を押すと痛い
  • 常時顎関節に痛みがある
  • こめかみからえらの筋肉部分に痛みがある
  • 口を開けると、カクカクと音がなる
  • 口がまっすぐに開閉しない
  • 口が左右に均等に動かない 口の開き方が少ない
  • 口が開かない あごが外れたことがある

顎関節症はもともと20代~30代の女性に多いことで知られていましたが、男性の約1割、女性の約2割の方に、顎関節症の疑いがあることがわかりました。このように、顎関節症は、ごく一般的な病気なのです。
しかし、 「口を開けると音がなる程度なら、痛くもないし、口腔外科でも特に治療の必要はないと言われた」
「たまに顎がはずれてしまい、困っているがそれも年に何度も、という話でもないので、はずれた時だけ病院に通っています。」 など…。
世間的に顎関節症は「病気」だという認識が薄いため、ほとんどの人は、生活に支障がないからと、これらの症状を甘くみている傾向があります。

しかしこれは間違った大変危険な考えです。
なぜなら、顎関節症は、腰痛・頭痛・アレルギー・肩凝りなどの慢性疾患の原因となっている危険性が非常に高いためです。
ですので、上記のチェック項目に1つでも当てはまっている方で、腰痛・頭痛・アレルギー・肩凝りなどの慢性疾患お持ちの方は、慢性疾患の症状の治療そのものよりも、原因となっている可能性の高い顎関節症の治療を行うことが、慢性疾患の症状の改善に繋がる近道と言えるのです。

本当は恐ろしい顎関節症

顎関節症は通常顎関節に問題があるということで治療が行われていますが、実はそうではありません。
顎関節症は、下の図のように噛み込みが深いことにより、口を開いた時に側頭骨と下顎頭の間にできなくてはならないスペースがなくなり、下顎頭が側頭骨にあたってしまいます。
人間が歯を食いしばる力は、その人の体重と同じだけの力がかかりますのですごい力でぶつかっている事が想像できるでしょう。これが顎関節症の原因です。

顎関節症の原因

顎関節症の原因

このように顎関節症は噛み込みが深いことが原因でおこる、どなたにでもおこりうる病気なのです。
さらに、現代人は、運動不足の低下により、奥歯があまり伸びない傾向に有ります。
奥歯はそれでなくても、奥歯は歯ぎしり・咀嚼などの摩擦により消耗していきますので、男性の約1割、女性の約2割の方に、顎関節症の疑いがあることがよくお分かり頂けると思います。
また、顎関節症は放置することで治癒することは殆ど無く、逆に放置することで側頭骨にある耳の穴にも異常が出て、耳鳴り、難聴、めまいの原因となります。

顎関節症による弊害

顎関節症が顎だけでなく全身に悪影響を及ぼす事を先程軽く触れましたが、より詳しくご説明したいと思います。
下記は、下あごがずれている事が原因で引きおこる可能性の高い症状の一覧です。

情緒不安定 いらいら / 短気 / キレル / 集中力低下 / ノイローゼ
不良姿勢 猫背 / 首の傾き / 肩の左右の高さの不一致
頭部の痛み 頭痛 / 偏頭痛 / 顔面神経痛
自律神経失調症 自律神経失調症
循環器系疾患 高血圧 / 低血圧 / 不整脈 / 瀕脈
便通の異常 易下痢 / 易便秘
腰部の痛み 腰痛 / 椎間板ヘルニア / 座骨神経痛
耳鼻疾患 耳鳴り / 難聴 / めまい / 鼻閉息 / 鼻炎
眼疾患 近視 / 乱視 / 白内障 / 緑内障
手・肩・首の痛み等 肩こり / 首の痛み / 手のしびれ / 運動障害
口腔内の問題 歯槽のう漏 / 歯ぎしり

このように、誰でも1つは持っているであろう、慢性疾患が、顎関節症の症状の一部でだということには、驚かれたのではないでしょうか?
これらの慢性疾患は、通院・マッサージ・整体などを試しても、一時的な緩和しかのぞめず、症状が長引く傾向に有ります。それは、頭痛でたとえるなら、「頭が痛いから痛み止めの薬を飲む」といったように、「頭痛」の痛みを一時的に抑える治療、つまり【対症療法】でしかなく、根本的な解決になっていないのです。
つまり根本的な治療をしたいのであれば、その他の症状を治療するのではなく、まずは「顎関節症」の治療をすることをお勧めします。

TEL:092-725-8020