今日は、下記の質問にお答えいたします。
Q2:歯科インプラントとはどのようなものですか
インプラントの歴史も含めてご説明しましょう。
失われた歯を抜いた歯や石、象牙で補ったという報告は古代エジプトや中国でも残されています。
1800年代になると、金属が2-3年の耐用期間で使われ始め、1900年代になると様々なデザインの歯科インプラントが開発され始められました。
その後1950年頃に、ブローネマルクという先生がチタンを使った歯科インプラントの実験を始め、1965年に骨とインプラントが完全に結合する(骨統合)という報告を行ってから、歯科インプラントは成功率の高い治療法として、新時代を迎えることになったのです。
当時でも、90%程度の成功率が得られたので、急速に普及し、それ以外のインプラントの方法は無くなってしまいました。
現在では、リカバリー手術が必要な場合もありますが、ほぼ全て患者様の治療が成功する治療法となっています。
つまり、歯科インプラントは50年近くの歴史が証明する、安全で成功率の高い治療法であり、最も確立した人工臓器なのです。