J.D.ありのままを受け入れるということ
夏を前に、顎変形症の手術を控えた患者様が多く来院なさっています。
長期的に計画を立てて治療をすすめていらっしゃいましたね。直前になって、初めての手術・入院が不安という方も多く、いつもよりお時間をとってお話しをします。
大丈夫ですか。何が一等不安ですか。もう一度、初診時に一緒にお話したことを思い出してみましょう。
治療をすすめていくにも、自分が自分を受け入れることが大切なように思います。
これは、誰にでもいえることのように思います。
顎変形症、この病気であるために、いままでいろんなことがあったのかもしれません。
顎の変形を悩みに悩んでいた人。ちっとも気にはならなかったけど、あるときご自分の病気に気づいて、それからは、気になってばかりいましたという人。これからの長い人生を思い、ここで歯列だけでなく顎の変形を治しておこうとおもいきって外科手術を希望した人。人それぞれの思いがあります。
今の自分を含めて、これからの自分も受け入れる。
顎変形症の病気を治すことで別人になるわけではないのです。
あなたは、あなたなのです。
忘れないでください。
ありのままの自分を受け入れることが、大切と思うわけは、自分を受け入れることで、生きることを楽しむ能力が生じてくるように思うからです。術前、とても不安げで入院後も心配なさっていた患者様も、術後、病気を治療したことで、一日一日と元気になられて目に輝きがでていらっしゃる。そんながんばっていらっしゃる姿にこちらも元気をいただきます。医療従事者でよかったと思う瞬間がたくさんあります。
人と比べず、他人に優越するためにエネルギーをつかうのではなく、自分の成長のためにエネルギーをつかう。完全主義ではなくそのとき、そのときで、自分のできることをひとつひとつする。自分の弱点と自分で思っていることで、どうか自分をせめないでくださいね。周りからみればそれがそのままの貴女であって良点であったりします。
誰もあなた様が完璧な人間であることをのぞんではいません。「ありのままの自分」だから価値があるのです。あなた様は、あなた様なのです、そのままでいいのです。
病気を治すのです。
治療は、きついときもあります。
ゴールをみつめてがんばりましょう。
そんな意味でも、この入院で自分と向き合い、自分と対話していただくことは、これからの人生においてもひとつの節目になられているように思います。入院期間の10~14日程、自分のための時間をもつ機会は、これから先もそうそうないでしょう。したかったこと、読みたかった本、課題など持ち込んで有意義に過ごすもよし、ボーッとのんびり紅茶など持参して飲み比べるもよし、それぞれの入院生活を楽しんでください。
入院中は、24時間近くにおりますので、いろんなお話もできます。こちらもまた貴女の病気の治療を通して教えていただくことも多いです。地域の専門クリニックとして、できるかぎりのすべてのことを、対話しながらしていけることを誇りに思います。
ありのままを受け入れること、そこから新しはじめをしていきましょう。
地域の専門医のいるクリニックだからできることが、ここにはあるとわたくしたちは思います。
皆様が安心して治療をうけていただけるように、環境造りに、日々努力してまいります。
中央歯科・口腔外科クリニックは、わたくしたちは、患者様との対話を大切にします。
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J.D.インデックス
顎変形症については、2008.6.5.インデックスよりバックナンバーをお読みください。