Out of Border 2007.7.
Out of Border
ボーダレスでなくて、境界線をしっかり理解した上で飛び越える。
境界線は、あっていい。壊せばいいってものではない、むしろあるべきなのです。
だからこそ、そのジャンルの違いやギャップまでもを楽しめる。
東儀秀樹さんのアルバムタイトルになっている曲名です。
表現したいものがあれば、どんなジャンルもカテゴリーも越えて表現できる。そこに本来の音楽の楽しみがあるような気がすると話していらっしゃいました。先々月には、イタリアにプライベート旅行(趣味のひとつ、クラシックカーレース)にいらっしゃったそうです。この季節のイタリアも素敵でしょうね。
私も世界観の大きな人になりたい。
世界観の大きな人のお話を聴くと、もっともっと外へ出て、母国・日本を見つめたいと思うのでした。外へ行くだけが、母国をしる事にはなりませんので、国内にもアンテナを向けて、歴史もたどって深く考えて毎日を大切に暮らしていくのです。
温故知新
先人から教わることは多いです。
いつも目をあけて素直に発見を楽しみ、進んでいきたいものです。
海外に暮らした経験から、私が日本人であると、強く感じたことがあります。海外で生活すると、そこで知り合う方々は、私を通して「日本」「日本人」を知るわけですから、未熟者ですが、自分の言動や行動に責任を感じていました。小さな国際親善。大使館の大使では、ありませんが、日本をしょって行動をしていたように思います。(おおげさって思うでしょう。暮らしてみればわかります。いろんな場面で日本人だと自覚させられます。)自由の国に来た!という思いより、見られている(日本人)っていう責任感が私をしっかりさせていたように思います。自由は責任があるのです。かえって自分に厳しくなったのです。
日本文化についてもよく質問を受けました。茶道・華道も中学から知っていてよかった。料理も好きで母の手伝いをしていたから、みなさんの好奇心にお答えしていくのに役立ちました。無駄なことってなんにもないのです。折り紙や昔話も知っていた事も役立ちました、きものも一人で着付けることができてよかった。みんなの日本に対する好奇心にお答えできるいろんな引き出しがあったので退屈することはなかった様に思います。
ですから、教授から「日本人は、本当のことを語らないから、優柔不断、きちんと約束ができない。信じられないところがあります。」ってきっぱり言われた時には、ショックで言葉を失いました。
日本人という大きな括りで私を見ないで、個人としての私を見て、知ってほしいと心から思いました。私は今までの先生の知る日本人とは違う。「出席します。」と言ったら必ず出席するのです。「約束」はしたのなら必ず守ります。よっぽど、いい加減な学生達が存在した様子でその教授の「日本人不信」は、なかなか直りませんでした。時間はかかっても私は態度で示していかないといけないと考え、提出物の期日や約束はきちんとメモして復唱して守っていきました。人の信頼感を得るにはそうとうの時間がかかります。
責任と緊張がありました。
信頼感を崩すのは、たった一度の、約束破りで充分なのですもの。
背筋を伸ばす毎日でした。
帰国3年後に彼女を訪ねた時に、「貴女は、3年以内にまたお会いしましょうってお約束もきちんと守りましたね。」っておっしゃって、「約束を守れる日本人がここにいることを私は信じます。」って微笑みました。
ほっとした瞬間でした。
話は、前後しますが、東儀秀樹さんの著書「すべてを否定しない生き方」という本も興味深いものでした。元気にわくわく生きるとより若々しくなり、病気すら寄り付かないものなのです。波乱万丈、いろんな人生経験を重ねた結構いいお年の著者(失礼!でも皆さんもお年を聞いてびっくりするでしょう。)が日々の小言を本に書いている日記みたいな本なのです。独自の哲学、人生観、紳士観、女性観、趣味、愛国心。本をお持ちでない方は、クリニックでごらんになってくださいね。
「わくわく」ってワードは、ここのところ私にとってキーワードみたいです。
いろんな場面で、お会いした方々の口から熱く語られます。私も常々よく口にしていた言葉です。
「わくわく・・・」「楽しい・・・」そんなことを考えている大人が多いのに感動すら覚えました。また、そのようなことを熱く語る人生の先輩方と、どのようなご縁がわかりませんが、お話しする機会が多いのに、不思議なめぐり合わせを感じます。
「わくわく」「感動」「発見」「うふっ」「ハッピー!」
日々の栄養のように「こころ」に必要なのです。
人は人から、否定されると、悲しいです。
すべてを否定しないっていうのは、すべてを肯定するともいえるでしょうか。いえ、かなり違うんです。肯定するんだ!って思うと心が苦しくなる事がある・・確かにそうです。なんだか変だけど著者が「肯定する生き方」ではなく「すべてを否定しない生き方」というタイトルを選んだのには訳があるのです。否定はしない、それもありだと知る、認める。こころを縛らない、心を大きく保つことができそうですね。
特に親しい友人や家族、わかりあいたいのにわかりあえない。わかりあえるのに分かり合おうとしない。
愛があるから難しいのです。心のしばりははずして、素直に生きる事が出来ると楽ですね。
最近、知り合が留学先から戻ってみえました。予定よりずっと早い帰国で、「もう、困っているのよ。おうちがいいのでしょうね。」困ったとおっしゃりながら、目を細めてお話しなさるお母様の様子をみていると、どんな道を歩んでも家族は家族、親は親、子は子.。家族は一番のサポーターなのですから、安心して懐に飛び込めるのです。お帰りなさい、期待に応えて頑張ってくださいね。
クリニックでは、観葉植物を飾りました。スパシフィラムの鉢には、白と青の包装紙と綺麗な青のリボンを結びました。3鉢並べるといい感じです。涼し気で目に優しいのです。
7月に入りましたので、笹を飾ります。
先日より笹飾りを作り始めました。七夕ですね。
黒竹は凛として美しいです。
クリニックにも短冊も用意しております。どうぞ思い思いの言葉で短冊に心を綴ってみてください。来院されたら七夕飾りをお楽しみくださいませ。
貴女が、 貴方が、 あなた様が、幸せになれますように
T.C.成美