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雨降りの休日・・・・・・

2006.7.19.

雨降りの休日、今日は、手術や出張がありませんでした。朝から、ためてしまったアイロンをすませ、友達と映画に行きました。「カサノバ」。どたばた劇で泣いて笑って楽しみました。リメイクされて今、KBCシネマで上映中です。父が映画や演劇が好きで、小さい頃から映画館へ一緒にいきました、映画や演劇の話をよくしてくれたので、古い映画や演劇も好きです。学生時代から映画の日や水曜のレディースディに友達とよく映画を観に通いましたが、洋画の方が多いかな、「オペラ座の怪人」は舞台やDVDも100回以上は観ている。舞台で観て、古い映画で観て、本を読み、もう詩もそらで歌えるほどです。サンディエゴにいた頃に「美女と野獣」のBellに憧れ?!映画を何度も観ました。そのせいか、せりふや詩をすべて覚えてしまっていました。Disneyの造り上げる「Happily ever after」世界観は、原作や著者の思いを歪め、あくまでもおとぎ話の世界、ハッピーエンドへ向かってストーリー展開していくのです。ですから、原作本を知る前に観てしまうと問題はあるでしょう。別の作品になってしまっているわけですからね。でもね、最近、女の子は、そんな夢の世界から造られてきてもいいのではないかなって思います。それは、社会・世間と隔離して箱入り娘として育っては、現実の世界は生々しく、おどろおどろしい場所となり生きていくこと自体が難しくなりかねないからどうかと思いますが、その子の心を自由にさせてあげると、学校や地域との関わりや友達を通して現実の世界を知っていくのですから、多少時間はかかってもそれはそれでいいのよと思うのです。女性はたくましいもの、夢の世界に暮らしてきていても、お嫁さんになり、お母さんになり、生きてくのです。先日、お母様の再診について来院したKちゃん、おしゃべりしながら一緒に折り紙をしていたら、「私ね、大きくなったら、お姫様になるの。」と大きな声で私を真っ直ぐみつめてはなしてくれました。横にいたお父様話は目を細めて、「うーん、お姫様か、そうだな田舎の地域の病院の看板娘くらいにはさせてあげれるかなあ。」なんてことをおっしゃっていました。Kちゃん、素敵ね。お姫様になるのね。

話はBellにもどりますが、優しく、賢く、凛としていて、すきがないけれど人あたりのいい、姿勢のいいBellは、私の憧れの女性でした。当時は、髪型までBellヘアーにしていたのですよ。(ひとつに結んだ髪のゴム止めより上から下へ髪先をくぐらせてツイストするヘアースタイル)今でこそ、誰にでも出来る道具があるけれど、当時は、なかったのです。自分で考えて友達の髪で何度も練習して、Bellヘアーにしていたのでした。あのとき、ちょっと考えていたら便利道具で特許とれたのに、自己満足で終わってしまったのは、残念だったかなぁ。困った時がチャンスです、賢くなる学習する、物を造るチャンスですね。ちょっと困ったとき、大変困っているとき、目先の大変さに意識をもっていかれて無駄に体力や気力をつかわず、ちょっと先の時間をみて、さらに先の未来をみて、どうなりたいのか、どうしたらいいのか自分で考えてみましょう。今、するべきことがわかりますよ。まず、深呼吸!そして顔を上げて!口角あげようよ!

 昨日、クリニックで顎変形症術後のMさんが、術後の再診とHot Therapyにいらっしゃって、「最近は、どうですか?」って話をしました。術前からご自分の事についてしっかりした考えと美意識をもった女性で、術前に手術ににつぃての要望書というかお手紙をちょうだいしました。カウンセリングする上で、保健医療で出来ること出来ないこと等も含めて何度も話し合いました。手術がすんで腫れはまだ残りますが、ご自宅でもスチームタオルでよく暖め、努力なさっているので、調子が良い様子です。1週間に一度の来院時には、とても素敵な笑顔をみせてくださっています。顔が小さくなったね、印象が変わったねって言われるとおっしゃていました。病気であった顎変形症でしたが、外科手術を行い治療したのです、よくなって、良い笑顔をみせていただくことが、嬉しいです。優しい、柔らかい表情にEライン、美意識の高い彼女と日々勉強をかかさないアーティスト?!Dr.Jaw-surg.の美術作品のようです。表現は適切でないかもしれません。最高の技術はもとより、お互い治療に愛情と情熱がないとこうはいかないことを、私は知っているのです。

現在、顎変形症術後1週間のTさんも外出許可をいただいてリストバンド(入院患者情報のついた)を付けて来院してくれました。まだ、ぱーんと頬が腫れていまいたが、「私、長顔だったから、こんなに小顔になって不思議!」とおっしゃっていました。もともとスレンダーでシャープだった頬が、腫れてぴちぴちして幼く、中学生みたいに見えました。無邪気な笑顔がみんなをハッピーにしてくれます。「気になる頬の腫れは、1~3ヶ月で落ち着き、完全に気にならなくなるには3~6ヵ月かかるでしょう。ただね、肉があまったたるみは、よく咬めない期間が長かったので筋肉が衰えているのもあるから、努力していきましょうね。同時に、開口訓練も始めて、このかみ合わせにもなれないとね!毎日こつこつやっていきましょう。」

 初めての全身麻酔下の手術が、この「顎変形症」で、術後2日の辛さを乗り越え、腫れやしばらくの不自由に耐え、開口訓練をこなし、人生観が変わるのもわかります。この経験を大きな自信にかえて、これからの人生をより実りの多いものにしていただけたら、どんなに素敵でしょうって思っています。これからの人生が永いのですもの、そうあって欲しいと思います。お祈りいたします。本当によく頑張りましたね、院長もスタッフ一同も、貴方なら出来るって思っていました。えらい、貴方はとってもえらいよ。そんなに頑張る貴方を尊敬します。

 顎変形症の手術後、定期検診にそれぞれの家庭事情等でおみえにならない方もいらっしゃいます。処方をした方がいい方もいるから、心配しています。葉書を出したり、電話をします。何かあってから駆け込んでくるのではなく、定期的に通院していただけることをお勧めします。術前矯正から8ヵ月、もっと時間をかけて手術日をむかえるの人もいるのです。その後、定期的な術後検診をしていきます。初診時からのおつきあいは、数年にわたり、中学生の彼、彼女も高校生、大学生となっていくのです。その間、いろんなお話をして、手術を通して彼らの成長をみせていただけることは、幸せなことです。T.C.成美